AxWALLとは
会えば僕たちは死んでしまう。壁越しの君との繋がり。
僕が君に与えるべきは、なんなのか。
【ストーリー】
2028年。
世界は10年前に始まった未曽有のバイオテロを乗り越えて平穏を必死で取り戻そうとしていた。
“バーサーク”と名付けられたそのウイルスは感染者を凶暴化させ、まるでゾンビのように人を食い殺してしまう。
政府は、国を超えてバーサーク特別対策部隊を設置することでようやく健常者と感染者を隔離する段階に入っていた。
カウンセラーである高遠一(たかとおはじめ)は、講師として在籍している大学の教授に請われ、犬飼総合病院の隔離病棟を訪れていた。
彼に与えられた仕事は、“ウィルス保有者”のカウンセリング。期限は、可能であればワクチンが完成するまで。
その日彼は、初めてモニター越しの彼女に対面した。
【登場人物】
高遠一(たかとおはじめ) CV:
175センチ 68キロ 38歳
鶴賀教育大学 教育心理学科講師。
眼鏡をかけた、いかにもおしゃれとは程遠い頼りなげな容貌。
優し気な口調で、そのくせ患者とは一線を引き、決して自分の奥深くまでは入らせない。
彩月みずほ(あやつきみずほ)※名前変更不可
158センチ 48キロ 28歳
18歳の時にパンデミックに会い、死体あふれる高校の校舎でただ一人無事な姿で発見される。
のちに、感染はしているものの発症しない“保有者”だと判明し、以降犬飼総合病院に研究対象として隔離される。
人との対話が極端に少ないので精神年齢少し幼め。自分の環境には諦めを抱いている。
めったに切ることがないので長いぼさぼさの黒髪。ウィルスの影響で赤い瞳。
中平悠一(なかひらゆういち)CV:伊達真憲
180センチ 70キロ 40歳
みずほの主治医でありバーサークの研究者。