【マリア】 「……キスをしてから、嫌かどうかを聞くんですか?」 マリアの問いにブライアンの唇が笑みを刻む。 【ブライアン】 「それ以上のことを求めているからね」 【マリア】 「え……?」 驚いて何か言いかけたマリアの唇が再び塞がれた。 今度は中を味わうように舌が忍び込んで蠢く。 【マリア】 「ん……んぅ……」 呻くマリアのスカートをブライアンの手がたくし上げ、その肌の手触りを確かめるように太ももに触れた。 【マリア】 「んむ……んっ、ふ……」 驚いて身じろぎするマリアだったが、組み敷かれた体が動くことはない。 手の動きを止めてもらおうと頭を振って唇から逃れようとするが、器用に追いかけてくる唇がそれを許さなかった。 【マリア】 「んん……ん、ぁ……んんっ」 太ももを撫でる手はマリアの尻の膨らみを撫で、下着に指が掛かるのを感じる。 慌てて顔を背けると、すかさずマリアは懇願した。 【マリア】 「お願い……やめてください……」 だが、唇から離れたブライアンの舌先はマリアの耳に触れて弄ぶ。 【ブライアン】 「なぜ……?」 【マリア】 「なぜって……」 【ブライアン】 「私が、嫌いか?」 |